スタッフブログ

2019.08.05更新

神戸駅前松村歯科医院 歯科衛生士の木村です。
毎日猛暑日が続いていますが、皆さま体調を崩されていませんか?

さて、讃岐うどんはお好きですか?私は大好きです。讃岐うどんツアーに申し込もうかいつも悩みます。
讃岐うどんは麺のコシが美味しさを引き立てていると思うのですが、ではどうやって、私たちはこのコシを感じているのでしょうか?
 食べ物のおいしさを味わうとき、味を区別するのは味覚という感覚ですが、歯ざわりというのもなかなか大切なものです。宇宙飛行士の食事も、最初はチューブに入ったペースト状にものでしたが、今は形のあるものに変わりましたね。これは、柔らかくてかむ必要のない歯ごたえのない食事では、食べた気がしないからと言われています。
 歯ざわりとか歯ごたえという感覚は、歯の感覚と、咀嚼筋(かむための筋肉)の感覚から成り立っていると考えられています。
 まず、この場合の歯の感覚とは、むし歯になったとき、痛く感じる感覚とはまた別のものです。そして、歯の感覚は、歯の表面のエナメル質で感じるのではなく、歯の根の周りをおおっている歯根膜の、圧力を感じるセンサーで感じます。
 また、咀嚼筋の感覚とは、顎を動かす筋肉の中にあるセンサーが感じる感覚のことです。筋肉の感覚はたいへん敏感です。
 うどんが歯に当たったことは、歯根膜のセンサーが知覚し、そのときの咀嚼筋にかかる力を、筋肉のセンサーで知覚します。それらの情報が大脳のコンピューターで総合的に判断されて、うどんのこしがわかると考えられています。
 では全部歯がなくなった総入れ歯の人の場合はどうなるのでしょうか。この場合、入れ歯を支える歯肉のセンサーが、歯根膜のセンサーの代わりをすると考えられていますが、感度がそうとう悪くなるようです。インプラントの歯も同様に考えられています。
讃岐うどん飲みならず食べ物のおいしさは、やはり歯が健康でなければわかりにくいものです。健康なお口を維持出来るよう定期検診を受けて頂きたいです。

 

 

http://matsumurasika.com/

kobe-pino.com

投稿者: 医療法人社団松村歯科医院

  • tel_sp.png
  • メールでのお問い合わせ
  • 医療法人社団 松村歯科医院 オフィシャルサイト
  • 医療法人社団 松村歯科医院 Facebook
  • スタッフブログ